SHIMIZU EXPRESS

冷凍赤虫が品不足でピンチ

今年に入って冷凍飼料の赤虫が急に人気になり、中国の天候不順、養殖場の近代化による縮小でｱｶﾑｼの採れる量を需要が上回ってしまいました。
少し前までは、熱帯魚特に入荷直後や、餌付けの難しい魚に与えられていましたが、最近は金魚など特にらんちゅうの飼料として特に人気があります。

安価な冷凍ｱｶﾑｼも出回りはじめ、食いつきも良く体も簡単に大きくなりますから、安易に与えたくなるのも当然です。

しかしちょっと待ってください。

冷凍ｱｶﾑｼばかり与えている場合ほとんど他の人口飼料を食べなくなります。

栄養バランスのとれたものではありませんから、ものすごい偏食になってしまします。

人間でいえば毎日ｽﾃｰｷばかり食べているのと同じことです。

体だけ大きく太って中身のない、やがて繁殖能力もない、体調も崩しやすい成人病のような成魚になってしまいます。

特に安価なｱｶﾑｼは中身を良く選別してから与えないと汚いものがまじっている場合がほとんどで、魚のお腹の中に虫が湧いてしまいやがて食欲がなくなり、痩せ細り死に至ることになります。

あなたの大事な魚が白や透明なフンをしていたらお腹の中に虫がわいていることを疑ってください。


栄養のバランスのとれた食事を与え、冷凍ｱｶﾑｼなどは、おやつ程度と考えたほうが身のある強い魚が育つはずです。

最近の金魚が昔よりも弱くなっていると感じる私は、この成長過程での栄養の急激なとり過ぎではないか・・と



ｂｙ　シャドウマウンテン