2010年12月03日
信用を売る!
― 売れない時代に
売るテクニック ―
断わることの大切さ
今回は、少々過激な内容です。
実行しないまでも、頭の片隅に留めておいてください。
売れる店は、お客様に媚びない。過大な値引きはしない。お客様の都合に合わせない。
断わることの大切さ。これを考えて欲しいのです。
景気が悪くなってくると、どうしても毎日の売り上げが気になります。買い物に来たお客様に少しでも多く買っていただきたい。それは当然です。
「近くの店で、もう少し安く売ってたよ。」と言われた時、どうしますか。
価格を合わせて値引きして売りますか?
今の時代、そのくらいしないと売れないよ、と皆さん言うでしょう。
でも、答えはNOです。
「そうですか、よそはそんな値段ですか。でも、うちの値段はこれです。よろしかったら、どうぞ!」こんな感じです。
けして、そっちで買えば?などと、喧嘩を売るのとは違います。
考えてください。なぜ、お客様はよその価格を言うのでしょう。大安売りの電気屋でもあるまいし、近くの店の方が安ければ、黙ってそちらで買えばいいのです。
なのに、あなたのお店で、できれば同じ価格で買いたい。なぜか。
それは、信用を一緒に買いたいからです。
お客というものは、売れてる店で買い物をしたいのです。いつも安売りばかりしていて、それでもあまり売れていない店で買い物をしたくないのです。
その店は、安い以外他に信用がないのです。
皆が買い物をしている店 = 安心なのです。あなたのお店がそこより高くても、お客がいっぱいいて売れていれば、そういう店で買い物をしたいのです。
お客様に媚びて価格をいちいち合わせたりする必要はありません。
はっきり断わればいいのです。合わせてしまったりすることが、売れない店になってしまう第一歩です。
こんな時代だからこそ、このことをきちんと理解しておく必要があります。
せっかくの売れる店の要素を、自分で自分の首を絞めてしまってはいけません。
その日その日の売り上げも大切です。でも、商いとは、そういうところに面白さがあるのではないでしょうか。実践する必要はありません。
理解だけしてください。
byシャドウマウンテン
Posted by 清水金魚 at 08:49│Comments(0)
│売れない時代に売るテクニック