2011年を振り返る

清水金魚

2011年12月29日 22:22

2011年激動の年でした。

昨年の不景気の底から少し回復してきた矢先の今年の3月11日の大震災は我々の業界にもかなりの衝撃と影響をあたえました。


地震の被害は凄まじく、ガラス水槽が割れてしまったり、ヒーターは電気を使うので節電の標的にされたり、飲料水が不足しているのに、そもそも水で魚を飼うなんて・・
そんな風評被害も出ました。

清水金魚のお客様も東北地方の方も多く、連絡がとれなかったり、安否さえ不明な方もいました。

いつも通り魚とたわむれる水野氏


しかし人間とは強いものです。
震災から9ヶ月がたち、徐々に復興の兆しが見えてきました。
連絡の取れなかった方々からも突然連絡が入り、無事を喜んだりしました。

その方々からのお話が、我々に、この業界に勇気を与えてくれました。

本当に最初はその日を越すのにやっとの思いで生活し、耐えて頑張ってなんとかそれなりの生活ができるようになりました。

そんな自分へのご褒美として、生きる希望として、また金魚が飼いたいんだと。 ヒンシュクをかっても一生懸命頑張るために好きな金魚を飼いたいんだと。

まだまだ不便なことも多く計り知れない大変なことが待ってるに違いない方が、それでも希望として生きる力として、金魚を飼いたいと連絡してきたくれました。



何と言うことでしょう。人間の強さ、たくましさにこちらが勇気をもらいました。

やはり生き物は一緒に生きていくことで我々人間に無限のパワーをくれるのです。心の傷を癒してくれるのです。


下を向いて諦めているばかりで、逃げている自分に活をいれてもらいました。


この観賞魚業界も、この災害を乗り越え、強く復活していかなければならないのです。

ゆっくり少しづつでも歩いていかなければ、復興の為に全力で頑張っている方々に申し訳ないのです。

2012年もこの気持ちをわすれずに頑張っていきます。

皆さん良いお年をお迎えください


by シャドウマウンテン 



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